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Advisor - ノート型AIエージェント

Intel Mac (Mavericks〜High Sierra) 向け ソース公開中

古いIntel MacにClaudeとGeminiを連れてくる、軽量なターミナル+GUIエージェントです。 PPC Claude AgentがPowerPC/Tigerを対象にしているのに対し、Advisorはその後のIntel世代—現時点ではMavericks(10.9)〜High Sierra(10.13)— を対象にしています。標準のcurlが既にTLS 1.2に対応しているため、ツールチェーンの再構築なしでそのまま動きます。コマンド名はあえて中立なadvisorにしていて、会話中にプロバイダをいつでも切り替えられます。

なぜ作ったか

きっかけは、ほとんど使わなくなった古いMacBookでした。最初は「今どきのコーディングエージェントは、古いVSCode (High Sierraだと1.85までしか入りません)では動かないだろう」と思い込んでいたのですが、これは単純な勘違いでした。動くものもあります。

ただ、仮に動いたとしても、AIのAPIは決して安くありません。せっかく古いMacを活かすなら、課金を気にせず気軽に使えるものにしたいと思いました。そもそもの目的も2つありました。ひとつは、ただの雑談相手というか、交換日記のような、気軽に話しかけられる存在が欲しかったこと。もうひとつは、せっかくAIを使うなら、ターミナルからサクッとコーディングの相談やファイル操作もできるようにしたかったこと。「優しい相談相手」の顔と「賢く無機質なAI」の顔、その両方を 1つのアプリで見せたい、というのがAdvisorの出発点です。GUIに「ノート」「コーディング」「ハッカー」という3つのテーマがあるのは、この2つの顔を行き来できるようにするためです。

advisor.zip をダウンロード
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最終更新日: 2026-09-21(v0.1)
これはスタンドアロン版のAdvisor.appです。解凍してアプリケーションフォルダに入れるだけで使えます。ターミナルは不要です(GitHubのReleasesページには、setup.shを実行するソース版のzipもあります)。

更新履歴

  • 2026-09-21 — 初版公開(v0.1)。Claude(Anthropic)とGemini(Google)を切り替えて会話・コーディング相談ができるターミナル+GUIエージェント。ノート/コーディング/ハッカーの3テーマGUI、会話履歴の暗号化ローカル保存、日本語/英語自動切替(GUI・ターミナル・メニューバーまで)、APIキー登録もGUI上で完結。現時点ではMavericks(10.9)〜High Sierra(10.13)に対応(Snow Leopard〜Mountain Lionは未対応、今後の予定)

主な機能

  • Claude(Anthropic)とGemini(Google、無料枠あり)を、会話の途中でもいつでも切り替え可能。
  • ノート(既定)/コーディング/ハッカー(黒地に緑文字)の3テーマGUI。ヘッダーからいつでも切り替えられます。既定の「ノート」モードはチャットのフキダシ形式ではなく、質問と返事を1冊のノートに交互に書き足していくような見た目です。誰かとノートを1冊、順番に書き進めていく感覚に近いです。
  • GUIを使わない人向けに、ターミナルからadvisorコマンドでも直接使えます。
  • 会話履歴は暗号化してローカルに保存。パスフレーズを知らない人には読めないので、家族と1台のMacを共有していても安心です。
  • 日本語/英語の自動切替—GUIの文言、ターミナルの出力、OS標準のメニューバーまで、Macのシステム言語設定に自動で追従します。
  • APIキーの登録も初回起動時にGUI上で完結。ここでもターミナルは不要です。

インストール手順

  1. advisor.zipを解凍し、中のAdvisorを「アプリケーション」フォルダ(またはDock)に置きます。
  2. 最初の1回だけ、ダブルクリックではなく右クリック(またはcontrolキーを押しながらクリック)して「開く」を選び、「開発元が未確認のため…」という警告が出たらもう一度「開く」を押してください(有料のApple Developer ID署名をまだ行っていないための、想定内の警告です)。2回目以降は普通にダブルクリックで起動できます。
  3. 初回起動時にAPIキーの登録画面が出るので、案内に沿って進めてください。Geminiの無料枠なら今すぐ費用ゼロで始められます。

ターミナル派の方は、Releasesページからソース版のzipをダウンロードしてbash setup.shを実行してください。使うプロバイダの選択、キーの案内・保存、advisorコマンドの設置、bash補完の設置、Advisor.appのローカルビルドまで自動で行います。

APIキーについて(課金)

Advisor本体は無料ですが、実際にAIと会話するには、選んだプロバイダのAPIキーを利用者ひとりひとりが発行する必要があります。コードにAPIキーは一切含まれていません。Geminiのキーはaistudio.google.comで無料発行でき、クレジットカードの登録も不要です。Anthropicのキーはconsole.anthropic.comでの従量課金制で、claude.aiのサブスクリプションとは別のサイト・別の課金体系です。

対応環境

動作環境Intel Mac、Mac OS X 10.9(Mavericks)〜10.13(High Sierra)
未対応Snow Leopard〜Mountain Lion(10.6〜10.8) — 今後対応予定。標準curlがTLS 1.0にも届かないため、ソースからのOpenSSL/curlビルドが別途必要です。

個人の趣味プロジェクトにつき無保証です。MITライセンス。詳しいソースコードやライセンスは上記のGitHubリポジトリをご覧ください。

GUI本体(advisor_gui.py、標準のtkinterのみで外部Pythonパッケージ不使用)は、ターミナルから使うのと同じ単一ファイルのPerlエージェント(agent/claude-agent.pl --gui)をサブプロセスとして起動し、標準入出力経由で1行1件のJSONをやり取りします。エージェント自身は、人間がターミナルで打っているのか、パイプの向こう側のGUIが打っているのかを一切区別しません—read_file/write_file/list_dir/run_shellの各ツールも、Claude⇔Geminiのプロバイダ変換も、どちらの経路でも同じように動きます。

特別な仕組みに頼らない暗号化履歴

各会話ファイルはランダムなマスター鍵で暗号化され、そのマスター鍵自体はパスフレーズ(と、任意で合言葉)で包んでkey.enc / key.recovery.encに保存します。どちらか一方でマスター鍵を取り出せるので、パスフレーズを忘れても履歴が失われるわけではありません。暗号化そのものはopenssl enc -aes-256-cbcへのシェルアウトで行っていて、High Sierra標準のLibreSSLがそのまま使えます。秘密は環境変数経由でopensslに渡し、 ps出力やコマンドライン、ディスクには一切出しません。High SierraのLibreSSLは-pbkdf2に対応していないため鍵導出はMD5ベースとやや弱めですが、平文でそのまま置くよりははるかに安全という位置づけです。

ノート風の横罫線は、頑張った末にあえて手放した。 「ノート」テーマは、本物のノート用紙のように文字の下に横罫線を描きます。これをtkinterでピクセル単位に合わせ込む作業は長い修正の連続でした—固定ピッチで決め打ちせず隣り合う行のベースラインを実測する方式に変更したり、スクロールのたびに余白が静かに積み重なっていくバグを直したり、タブ切替が別のウィジェットを再描画していた不具合を直したり。それでも実機での検証で「最初の2行しか出ない」という結果が返ってきた時点で、これ以上検証をお願いするのは負担が大きいと判断し、横罫線の描画自体をいったんオフにしました。用紙の色やルーズリーフの穴、書体などノートの見た目自体はそのままです。罫線を諦めたわけではなく、また落ち着いて取り組むつもりで一旦棚上げにしています。
setup.shを一度も実行していなくてもGUIが起動できる。 元々GUIは、setup.shが生成するラッパー~/bin/advisorが既に存在する前提で、無ければそのままエラーになっていました。今は、そのラッパーが無ければ同梱のclaude-agent.pl/ models.txt~/claude-buildに自動配置してPerlエージェントを直接起動するフォールバック経路を追加し、さらにAPIキーも未登録であれば、通常のチャット画面の代わりにオンボーディング画面(プロバイダを選ぶ → ボタン一つでキー取得ページを開く → 貼り付け → 実際のAPIに投げて疎通確認)を表示するようにしました。スタンドアロン版のAdvisor.appとこのフォールバック経路の組み合わせで、「アプリをダブルクリック」から「AIと会話」まで、一度もターミナルを開かずに到達できます。

ソースコードはGitHubにあります。

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